投資家がよく耳にする「テクニカル的には…」にみる心理
投資家がよく耳にする「テクニカル的には…」にみる心理

資家がよく耳にする「テクニカル的には…」にみる心理 (MONEYzine)
 投資判断に迷うような状況では「テクニカル的には…」というコメントを多く目にするように思われます。この表現には、客観的な事実のように聞こえるという側面があるようです。(バックナンバーはこちら)

■「テクニカル的には」の検索ヒット数

 投資判断に迷うような状況では「テクニカル的には…」というコメントを多く目にするように思われます。そこでどのぐらいのものなのかYahooとGoogleで、「テクニカル的には」というキーワードのヒット数を調べてみました。

「テクニカル的には」のヒット数 Yahoo 17,400,000件 Google 1,970,000件

とやはりかなり多く用いられているようで、「バブル」にはヒット数で追いつかないもの、「サブプライム」などとは同程度の利用頻度のようです。

さらに、相場の天井と底のどちらで使われることが多いか調べてみると、

「テクニカル的には底」のヒット数 Yahoo 1,520,000件 Google 769,000 件

「テクニカル的には天井」のヒット数 Yahoo 771,000件 Google 126,000件

(ヒット数は2009年12月3日10:00時点、著者調べ)

と、圧倒的に「テクニカル的には底」という方が「テクニカル的には天井」という使い方よりも多い結果となりました。

■「テクニカル的には底」に見られる心理

 投資経験が長い方ほど「どこで売るか」という重要性を認識しているといわれていますが、大部分のメディアや投資家は買いタイミングの方に注意を払っていると想像されます。

 また、「テクニカル的」にはという表現には、客観的な事実のように聞こえるという側面があります。つまり、各種のシグナルが多分に主観的要素が入る可能性があるテクニカル分析であっても、「神託」のようにも聞こえうるということになります。

 実際のところ、各種のテクニカル分析には職人芸的な解釈が必要なものから、後講釈が多くなりがちなものまで多くの種類があり、どのような局面でも有効なものがあるとは一般には考えられてはいません。

 つまり、「テクニカル的には底」という表現が用いられる背景には、以下の様なものがあるともいえるでしょう。

・売り時よりも買い時を重視してしまう投資スタンス ・テクニカル分析で底が判断できるという前提 ・主観的要素が無い客観的事実のような書き振り

■投資に活かすなら

 実際の投資に活かすことを考えると、「テクニカル的には底」というものを目にしたら、まず疑ってみる、「テクニカル的には天井」という言葉を聞いたら、その可能性を真剣に考えてみるというスタンスが良さそうに思えます。また、eワラントのプット・コールレシオを併用したり、ご自分がよく利用するテクニカル分析で実際に検証してみるということも有効となる可能性があります。

 では次に現実の投資に話題を変えて、いま金(ゴールド)が上昇している理由について考えていきましょう。(次ページへ続く)


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