昨日の中拳
昨日は箱に踊りに行ったんで、道場にはいきませんでした。
ということで師匠からのメールの続きです。

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猫の妙術
「猫の妙術」は、一刀流の秘伝書とされるもので、剣術を鼠捕
りに置き換え、問答式に古猫が修行について説明しています。
以下、概略について記載します。
勝軒という剣術者の家に大きな鼠がいます。
勝軒は、飼い猫や近隣の猫にこの鼠を捕まえさせようとします
が、この鼠に歯が立ちません。
やむなく勝軒は数町先にあるところから、並々ならぬという噂
の古猫を借りてきて、この鼠を捕まえさせます。
古猫を見た鼠は萎縮してしまい、難なく捕まえられてしまいま
した。
その晩、勝軒の家に多くの猫が集まり、古猫を上座にして問答
がはじまります。
「我々は技量を磨いてきたが、今回のように強い鼠に会ったこ
とはなかった。あなたは、どのような術を遣ってあの鼠を捕ま
えたのか?」
古猫が答えます。
「思わぬ不覚をとったのは、道理に適った技法を知らないから
でしょう。まず、あなたたちがどのような修行をしてきたのか
お聞かせください。」
ある猫が述べます。
「私の家は代々鼠を取る家柄であり、その道のことを心がけ、
精進し、いろいろな技を身につけた。」
古猫が答えます。
「それは技、技法に偏っているからです。今日では技法が専ら
となり、単なる技くらべとなっている。それでは技法が尽きれ
ば終わりです。本来、技には深い真理があり、技を教えるのは
、その手段に過ぎません。」
ある猫が述べます。
「私は、武術において気が重要であると思い、気を練ってきた
。まず気合で相手に勝ち、その後、声に反応して変化する相手
に応じてきた。」
古猫が答えます。
「それは気力を頼みにするに過ぎません。自分が勝とうとする
ときは、相手も勝とうする。その相手が気勢に屈しない敵であ
った場合にはどうしますか。」
ある猫が述べます。
「私は、心を鍛錬して、気勢をあげず、争うことなく、相和し
てきた。」
古猫が答えます。
「あなたの和は自然の和ではなく、考えによる和です。考えて
和を為そうとしても、自然の感をふさいでしまうため、妙手は
生じません。感にしたがって、ただ無心に、自然に応じること
が良いのです。」
古猫が述べはじめます。
「昔、私の故郷にある猫がいました。いつも眠っていて、木で
作った猫のようでした。だれもその猫が鼠を捕まえるのを見た
ことはありませんでしたが、その猫の行くところ、近辺には鼠
の姿はありません。私はその理由について4度尋ねましたが、
その猫は答えませんでした。これは、その猫は自分を忘れ、も
のを忘れていたからでした。真に知るものは言わず、言うもの
は真を知らないということです。」
この猫達の問答に聞き入っていた勝軒は、古猫にたずねます。
「私は長いあいだ剣術を修行しているが、いまだにその道を極
めれずにいますが、先ほどのおはなしを聞き、おおいに悟とこ
ろがありました。宜しければ、その奥義を示していただけない
でしょうか。」
古猫が答えるには、
「私は獣であり、鼠は食べるもの、人のすることはわかりませ
ん。ただ、剣術は人に勝つためのものではなく、変に臨んで生
死を明かにする術であると聞いたことがあります。生死の理に
徹し、心静かに安らかで平常心であれば、自由自在に変化に応
じることができましょう。しかし、この心がなければ、かたち
が生じ、敵が生まれ、争うことにもなってしまいます。そして
仮に争いに勝ったとしてもそれは偶然であり、剣術の本旨では
ありません。敵も自分もなく、考えることなく、なすことなく
、動くことなく、無心、無物でいることが肝心です。」
これに対して勝軒が再び尋ねます。
「敵も自分もないとはどういうことでしょうか。」
これに対して古猫が答えます。
「自分があるため敵がいるのです。自分がなければ敵もいませ
ん。敵というのは、陰・陽、水・火と同じであり、形があるも
のには必ず対となるものが存在します。よって自分の心にかた
ちがなければ、当然対となるものもなく、争うこともないので
す。ものも自分も忘れて、静かに安らかに、一切の妄念を絶て
ば、和してひとつになれます。すべては自分の心の問題であり
、迷うようなことがあれば、その心が敵を助けてしまいます。
私が言えるのはここまでです。残りは自分で求めてください。
師は技を伝え、理を諭すだけで、その真を得るのは自分です。
これを自得、以心伝心といいます。教えというものは、自分に
はあるが、自分では見ることができないところを、指して知ら
しめるだけです。師から授かるのではありません。教えること
も聞くことも容易いことですが、自分にあるものを確実に見つ
け、自分のものとすることはむずかしいものです。これが修行
上の一眼目であり、覚ということです。

・・・ネズミは敵かお金か女か人生か???(笑)

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以下はぐぐって見つけた解釈です。

 黒猫    所作(技術)
  ↓
 虎毛大猫  所作+気(気を練る)
  ↓
 灰毛猫   所作+気+和(心を練る)
  ↓
 古猫    無心にして自然に応じる
  ↓
 木猫    無物に帰して神武不殺の境地

古武術for sports


テーマ:格闘技
ジャンル:スポーツ
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